安保法制強行採決に対し、マスコミへ抗議声明を発表しました。
アベ政治を許さない
―「戦争法案」の強行採決に強く抗議する―
“戦争が出来る日本”にゴーサインを出した7月16日の衆院採決。私たち岐阜の「も う黙っとれんアクション」は満腔(まんこう)の怒りを込めて抗議する。
強行されたのは「安保法制」の名の「戦争法案」。「集団的自衛権」の名のもと、「アメリカに従って、世界のどこへでも出掛けて戦闘を行う」という戦慄すべき法案だ。
アベ政権の蛮行は数々ある―。
▽反対・自重を求める「6 割を超す世論」の無視
▽大 多数の憲法学者による「違憲」表明の黙殺
▽暴走政治家を縛る「立憲主義」の破壊
▽マスメディアへの恫喝(どうかつ)…等々。
これらに対しアベ首相は「首相はオレ。オレを信じよ」とすごみ、1 強多弱をバック に暴挙に走った。まさに常軌を逸した“亡国の徒”だ。
国民はアベ政治による強行採決に抗議して、全国各地で「アベ政治を許さない」の 怒りの声を挙げ、国会周辺には10万人の老若が集結。「戦争絶対反対」「憲法壊すな」 のウネリが列島を包み込んだ。
先の戦争前夜を思わすこうした「平和の危機」。日本全体が軍国主義に染まっていっ たあのころ、風に抗(あがら)うある地方ジャーナリストを思い浮かべる。信濃毎日新聞の桐生悠々だ。
彼いわく「私は言いたいことを言っているのではない。言わねばならないことを言っているのだ」。私たちを取り巻く今の状況は、彼の態度表明より、ずっと発言しやすい条件にある。
私たちも彼に学んで言おう。「アベには負けない。言わねばならないことを言い続ける」と。
アベの蛮行は、いっけん強靱に見えるが、違う。私たち「不屈の弱者」に比べたら、モロさを合わせ持つ。私たちはアベの独裁にひるむことなく、岐阜の地で戦い続けることを、ここに表明する。
そして、改めて私たちの仲間、周辺、多くの市民に呼び掛けたい。迫る 7月26日の『もう黙っとれん 7.26 パレード@ぎふ』に怒りの声を結集しよう。
2015年7月17日
~平和・自由・いのちを守る~
もう黙っとれんアクション実行委員会
実行委員長 河合良房(弁護士)